こういった作業は果実を赤くはしますが、手間がかかるだけで味には影響ないと考えるからです。当然、果実に葉っぱが直に接触している部分は色ムラが出ます。このことをご理解いただいた上でご注文いただけますようお願い致します。
4.”安心・安全”は謳いません
「農薬を使わない(減らした)から安全」とは言いたくありません。人体への影響を検査した結果、国が認証した農薬しか販売されていないわけで、用法用量を守っていれば、農薬をつかった青果は基本的に安全だと思っています。
国内のほとんどは農薬を使用した青果で、安易にそういった青果を安全でないと言っているようで違和感を覚えます。
野菜や果物の収穫量を安定して確保し、安価に買い求めることができるのは農薬や化学肥料のおかげで、それはまぎれもない事実です。
無農薬の青果に付加価値がつけられるのは、そういった慣行栽培による農産物の基盤があって始めて成立していると思います。
だから、慣行栽培の農家も、自然派農家もどっちも尊重しあって、それぞれ存在していればいいんだと思います。今は無農薬・減農薬のフルーツは世の中に少なく、化学物質過敏症の人やアレルギーの人が買うのには苦労します。また単純に、値段が高くても美味しいものを食べたい人。
そんな人たちのため、ぼくのような栽培方法の人は存在する意義はあるのではないかと思っています。