2025年山形県寒河江市産 減農薬サクランボ”佐藤錦”の販売は未定です
お詫び今年の佐藤錦は、山形県全域で大不作となりました。
開花時期の低温と強風により受粉が上手くいかずに、果実が木にほとんどなっていない状況です。
佐藤錦が主力の当園も、昨年の収穫量の半分以下ということが確定しております。
木になっている量が少ない上に、強風による果実のスレや、5月末の大雨の影響による果実の割れ等
実際に収穫してみないと、どの程度の製品率なのか検討がつかない状況です。
そのためオンラインストアで販売できるかどうか、今時点ではっきりしておりません。
せっかくお問合せいただいたり、注文しようとしていたのに!という皆様、誠に申し訳ございません。
今時点でご案内できることとして、
以前よりお取引させていただいておりますお客様のご予約分を順次出荷を進めまして、
オンラインショップでも受け付けできる数量が見えてきたら改めてご注文受付を開始させていただきたいと思います。
何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
農薬散布は県内の一般的な栽培の”5割減農薬”散布している農薬は成分数で、山形県敢行栽培基準値の5割減です。
なお、ネオニコチノイド系殺虫剤は使用していません。除草剤も使っていません。葉面散布剤(栄養分)も使いません。
ただし、ここからの害虫の発生状況などによっては数成分追加で農薬散布することが考えられます。
土作りはしません ”施肥0”
肥料成分と呼ぶべきものは、堆肥なども含め、一切外部から入れていません。
地力のみです。
寒河江市の風土を味わって欲しいという考えです。
灌水(水やり)しません
サクランボ栽培において、5月中旬から収穫前頃までの期間、果実の肥大効果を狙って灌水することが県内のサクランボ農家では一般的です。
当園では、テロワール(その作物のその年の地理・気候的な特徴)がサクランボに表現されることが、
山形県寒河江市の風土の魅力を伝えるために重要であると考え、余計なことはしません。
雨が少ない年もあれば多い年もあり、それがその年のテロワールとしてサクランボに表現されることが望ましいと思っています。
余計なことはやりません
サクランボ栽培において常識とされている
- “反射シート”(地面に銀色のシートを敷いて下から反射させ色をつける)
- “葉摘み”(葉っぱをちぎって果実に直射日光を当てる)
- “新梢切り”(春から伸びてきた枝を切って果実に直射日光を当てる)
- ”薬剤散布”(着色が向上するという栄養剤を葉っぱへ散布する)
といった、果実の見た目を良くするためだけの不自然な手入れは、
木の健康を害すること・味が悪くなること、無駄な資材費・人件費増加につながることになるので一切しません。
草刈りはときどきしています
なるべく草は刈らずに伸ばしたいのですが、作業性が悪くなりすぎるので、腰の高さくらいまで伸びたら、長めに刈っています。
地面が露出せず乾燥を防いでいると思います。
”安心安全”は謳いません
農薬を減らしたから安心ですということは申しません。
暗に「慣行栽培のサクランボが安心安全ではない」と言っているようで違和感があるためです。
なので、当園では”どのように栽培しているかを正直に丁寧に説明すること”を意識しています。
安心安全なのかはお客様ご自身で判断してください。